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コーポレート部門やバックオフィスのキャリアの話を中心に。専門は人事労務です。

バックオフィスのキャリアの作り方その2。常にプロのフィールドで活躍し続ける方法。

先週公開したこちらの記事、おかげさまでとてもたくさんの方に読んでいただきました。バックオフィスのキャリアという、とても狭い世界についての話だったのですが、自分ごとに置き換えてくれた方がたくさんいらっしゃって、とてもうれしかったです。

tomosoe.hateblo.jp

 

この「バックオフィスのキャリア」というものに対して考えたり悩んだりしている方が多いということもわかったので、この話もしておこうかと思い、調子に乗って第二弾です。

 

 

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バックオフィス業務をやっている人が陥りやすい罠

忙しいのはわかる。でもね。

「バックオフィス業務」というくくりで仕事をしている人は、複数の種類の複数のタスクを常に抱えているため、忙しい状態が続きます。忙しいので、その日にやらなければいけない業務をこなすのが精一杯。ただただ忙しく1日が終わっていく。なんてことあると思います。

こういう日々がずっと続き、何も意識しないで過ごしてしまうと、次の状態に仕上がってしまいます。

 

体験したことじゃないと学べない頭に 

前回のブログの「概要やロジックが学ぼう」という話はここにつながるのですが、忙しいという理由と「勉強しないといけないということを知らずに過ごしてしまう」ことで、勉強の習慣がまったくつかない。そのため、体験してみないと理解ができないという状態になってしまう。バックオフィスをやっている人に多く見られる傾向です。

 

勉強の習慣がないとどうなるのか?

成長の機会を自分で遮断することに

仕事の成長があっという間に止まります。習得できるのは自分の体験したことだけとなるので、それ以上の知識や本来必要なことが身につきません。体験できることなんて限られますから、体験できないことは勉強していくしかないんです。

 

知識が必要な場面に直面した時だけ勉強するの? それは突然プロのサッカーの試合に出場しているのと同じ

筋トレもトレーニングもしていない人が、突然サッカーの試合に出ても活躍なんてできないですよね。そもそも筋肉も体力もついてないし、トレーニングも練習もしていない人がピッチにいたらどうなるでしょうか。

突然勉強し始めたって、常に勉強している人についてはいけません。プロでいるためには何が必要なのか。仕事も同じです。

 

勉強している人としていない人の違い

「文章を読んで理解する力」の差が大きいと感じることがあります。文章で理解できれば体験を伴わなくても自分の知識とすることができるという、とってもお得な成長方法なんですが、残念ながらやっていないとこれがなかなかできません。

例えば、人事労務の手続きで「年度更新」というものがあります。私はこの手続きをカンタンにできるようなクラウド労務ソフトを開発しているのですが、弊社エンジニア陣は申告書の計算ロジックを申告書の書き方のパンフレットなどを読み込んで実装ができてしまいます。「年度更新」の手続きをわざわざ体験なんてしてないんです。

 

文章や本を読むことのメリットが理解できていないあなたへ

SNSでたびたび話題になりますが、この記事を読むとわかってくると思います。

netgeek.biz

 

 まずは文章を読んで理解して、自分の経験値化としていくことが重要です。IT技術の発達によって、人間がやっていた仕事がどんどんなくなってきています。効率化されて生み出された時間をどのように使っていくのか、自分の仕事の価値が問われています。